アートセンターサカモト 栃木文化社 BIOS編集室

「ビオストピックス」No.27

地鶏と紀州備長炭へのこだわり 炭火焼き鳥とりよし

素材そのものの味を

東武宇都宮駅の近く、白い暖簾が目印の炭火焼き鳥とりよし。宇都宮ヒカリ座の向かい、レトロな雰囲気が残る飲食店が並んだビルの中華料理屋の脇、細い階段を上った2階、店内に入ると店主の吉田哲也さんが焼鳥を焼いている姿が見えます。

「地鶏と紀州備長炭があって初めてうちの味になります」と語る吉田さん。



日本で流通している鶏肉は主に、「ブロイラー」、「銘柄鶏」、「地鶏」の3種類に分けられます。中でも地鶏はもっとも餌や育て方にこだわっている種類で、農林水産省の認定する日本農林規格(JAS)によって育て方が定められており生産者の手間暇がかかります。とりよしでは、そんな地鶏を全国の提携した養鶏場から毎日直接仕入れ、鶏本来の旨みがある美味しい地鶏を使用しています。



届いた丸鶏をお店でさばいて串に刺し、日本三大備長炭の一つ「紀州備長炭」を使い丁寧に焼いています。備長炭は温度調節が繊細で扱いが難しいですがその分香りも味も深みが増します。

また、店内には和歌山県木炭協会が発行する「紀州備長炭使用店」の看板が提示されています。この看板は実績と信用がなければ発行されません。それだけ、吉田さんの地鶏にかける情熱を感じられます。

鶏肉の種類はその日の仕入れによって変わりますが、この日はシャモロック(440円)や名古屋コーチン(440円)、定番の地鶏つくね(400円,+100円で月見つくねに変更可能)など、おおぶりの焼鳥があり、鶏本来の旨みをダイレクトに感じることが出来ます。味はタレと塩の2種類から選べます。おススメは、より素材そのものの味わいを楽しむことが出来る塩だそうです。他にも一品料理に、もつ煮込み(650円)やピーマンの肉詰め(480円)などがあります。

2022年6月29日で8年目を迎えた炭火焼き鳥とりよし。

お酒のおともにピッタリな焼鳥を食べながら、ゆったりとした時間を過ごせます。


月見つくね(500円)

炭火焼き鳥とりよし

〒320-0808 栃木県宇都宮市宮園町1-2 2階

TEL:028-635-8722

営業時間:17:30~22:00(ラストオーダー:21:30)

定休日:水・木曜日

座席:カウンター6席、テーブル4人席一卓、2人席一卓